2016年05月15日

嚥下障害による誤嚥性肺炎

最近祖母が意識不明の重体になり救急車で運ばれて入院しました。

脳の検査、レントゲン、MRI、血液検査等、様々な検査をした後、診断結果は、、

栄養失調と肺炎

との事でした。

この時代に栄養失調!?

とも思いましたが、思い当たるふしがいくつかあります。

そういえば、最近、祖母は入れ歯をなくしてしまい、それでも、歯なしで色々なものを食べていました。

食事は訪問介護に任せていたのですが、しっかり作っていたものがなくなっていたので、祖母はしっかりと食べていると思ったとのこと。

しかし、よくよく調べてみると、祖父が痴呆からくる食事への欲求で2人分を常に食べていた様です。

なぜ、そういった現象が起きたのかというと、祖母は入れ歯をなくしてから、食べるのが遅くなり、そして徐々に食べる事が大変な労力になり、徐々に飲み込む力が弱くなっていき、食べられないものが増えていった様です。

そういえば、入院の少し前まで、「ジャムが欲しい」を連呼していました。
私達家族は、「ジャムではなく、食事を食べましょう」といっていたのですが、飲み込みが悪くなる嚥下障害の場合は、トロみのあるものやゼリー状のものでないと食べにくくなる様です。

そうして、食べるものがなくなり、栄養失調となってしまいました。
そして、時おり無理して食べるものが、肺に入ってしまい、肺炎を引き起こしてしまった様です。

そして、入院した結果、意識は取り戻したものの、今まで歩けていたのに、歩行どころか座る事も出来ない程に弱ってしまいました。
老人というのは、ふとした拍子から、一気に衰えるものなのだなと思いました。

今後は、祖母の回復までの経緯などを書いていきたいと思います。
posted by デルタ at 01:48| 老人介護